振興再生調整費ロゴ文部科学省の「平成19年度科学技術振興調整費」で推進する「アジア科学技術協力の戦略的推進事業」に選定されました。 

 写真はクリックで拡大します

本件は「新潟大学の国際交流」にも登録されています。

myammar

ミャンマー・インフルエンザ研究センター開設

3年前にミャンマーの保健大臣から協力要請を受けて、私たちは国立保健研究所内にインフルエンザ研究センターを設置するために協力してきました。具体的には必要な備品のリストを提示して在ミャンマー日本大使館に「草の根無償」による設備支援を申し入れました。幸い、私ども提案した「ミャンマーのインフルエンザ研究拠点形成」が平成19年度科学技術振興調整費の事業に採択され、本格的な共同研究・技術支援が始まりました。また、日本大使館はWHOと共同で2007年度に機材提供を行うことになりました。昨年8月には私たちは建設中のインフルエンザ研究センターを視察し、WHOからの機材導入を確認してきました。

ところがその直後に反政府デモが発生し、社会混乱のため私たちは渡航もできない状態となりました。日本からの設備支援も凍結されて、2007年度内のインフルエンザ研究センター設置は困難と思われました。その後治安の回復と関係者の熱意により支援の凍結は解除され、2008年2月26日保健研究所にインフルエンザ研究センターが開設されました。これはミャンマーにとって大きな一歩です。しかし、これですべてが終わった訳ではありません。2008年3月の訪緬時点で日本側からの供与機材はまだ届いていませんでしたし、いくつかの問題点も認められました。技術指導、共同研究は始まったばかりです。現地スタッフとの交流を深め、協力を約束してきました。

3月の訪緬時にはWHOと合同でインフルエンザの講演会(2008/03/24-26)を開催しました。ヤンゴンのみでなく、ネピドーからも参加者が集まり、きわめて効果的でした。今後も研修生の招聘と現地での技術移転を企画・実践してまいります。皆様のご理解とご協力をお願いします。

(2008年02月26日)

新潟大学大学院医歯学総合研究科
細胞機能講座分子細胞病理学分野
内 藤  眞